桜の管理研修会 活動報告

 平成27年11月25日(水)※加治川関連友好三団体が主催して、秋田県仙北市(角館町)から樹木医の黒坂氏を迎えて桜の維持管理についての研修会を開催しました。

 県の地域振興局や新発田市からも参加者を呼びかけ友好三団体等からも会員を集め総勢50人弱の参加者がありました。

 最初に現地視察として西名柄の加治川堤としては、初期に植えられた桜を見てもらいました。
幹に蔓が絡まっているのは除去することと、枯れ枝剪定を行うこと、テング巣病の除去のアドバイスがありました。

 二箇所目として新発田城の城址公園の桜もみてもらいました。根元に芝生があるのは桜にとっては根の呼吸が阻害されるのでよくないとのことです。
 幹が大きく枯れて洞になっている木でも施肥など手入れをしてやればまだまだ元気になること、根元の脇芽の「ひこばえ」をそだてて世代交代の木に育ててやるなど、寿命だからといって安易に伐採することなく手当をすることが長生きをさせるとのことです。
 一般的に桜の寿命が60余年と短いと言われるのは、なんにも手入れしない場合のことであって管理をちゃんとすれば桜は答えてくれて長寿できる植物であるとのことです。

 健全な桜を維持するには日常管理の励行と管理技術の向上と継承、民間の愛護団体の盛り上がりにかかっているとのことです。 今後も加治川の桜への関心持ってもらうよういろんな場面で市民に啓発していければと思います。

※加治川関連友好三団体
  「加治川を愛する会」
  「加治川さくら里つくりの会」
  「NPO法人 加治川ネット21」