新発田市立中浦小学校の環境学習 
中浦小学校、ドジョウだ!カエルだ!歓喜が上がる

 7月10日、中浦小学校5年生の環境学習が行われました。今回の指導は当会の生き物担当の藤田さん、植物担当の松本さんの2人体制。児童たちは学校から近くの田んぼまで徒歩で移動し、二人組になって水路の生き物観察を開始しました。しかし、水路に網を入れてもなかなか生き物が捕まりません。そのうち、近くで農作業をしていた方から、田んぼに薬を撒きたいのでという話があり、急遽、観察場所を移動して調査再開。それがむしろよかったのか、あちらこちらで生き物捕獲の喜びの声が上がりました。

 今年の5年生は女子だけ13人という珍しい学年ですが、生き物に触ることを嫌がることもなく、「ドジョウいたぁ」「見せて、見せて」、「カエルいたぁ」「どこ、どこ、あっ、いたぁ」。みんな積極的に、楽しそうに網を入れていました。

 この日に見つかった生き物はアマガエル、ドジョウ、ツチガエル、オオタニシなど十種以上、植物はコカナダモ、ミゾソバ、セリなどこちらも十種以上。蛍の餌となるカワニナや絶滅の恐れのあるトノサマガエルも見つかりましたが、他の地域でよく見かけるザリガニが全く見つからなかったのは意外でした。
 児童たちには学習を通し、楽しみながら地域の「環境を知り、よい自然を残していこうという気持ちをこれからも持ち続けてほしいと思いました。