七葉小学校で環境学習 
川の水って冷たいね、ヤツメウナギもいたよ

  6月10日、新発田市立七葉小学校4年生の環境学習が小学校近くの川で行われました。講師は当会会員の永野修さん。子どもたちは事前に川の生物、水の濁り、ごみ拾い、川の植物採集、水流、水深、透明度、川底の土壌調査班など、それぞれが役割を分担し、川に向かいます。

 前日の雨で川水がどうなっているか心配でしたが、学習にはあまり影響はなく、講師から説明を受けた後、子どもたちは早速、班ごとに分かれて川の環境調査開始です。ひもの付いたバケツを川に投げ込んで水を汲む子、恐る恐る川に入る子、スコップで川底の土をすくう子、調査キットを使い水の濁り具合をメモする子、網で生き物探しをする子など、みんな生き生きと活動をしていました。

 調査で見つかった生き物は絶滅危惧種のヤツメウナギをはじめ、アブラハヤ、トノサマガエル、アマガエル、スナヤツメ、コガムシ、トンボのヤゴ、ドジョウなど。この日は見つかりませんでしたが、事前調査では絶滅危惧種のホトケドジョウも見つかっています。生き物を見る限り、生息環境のよい川といえるようです。

 野外での学習は、教室内では味わえない様々な体験ができます。川に入るなり水の冷たさに驚いたり、泥の多い場所で足が抜けなくなって近くの子に手を貸してもらったり。生物や植物などを観察するだけでなく、楽しみながら「川」そのものを体験し現状を知ることも、学習のねらいの一つです。