平成26年9月16日(火)

加治川小学校総合学習支援A

 平成26年9月16日(火)、加治川小学校4年生の総合学習の支援活動を行いました。9月5日の総合学習の続きとなる今回は、学校近くの今泉川で生き物調査を行いました。
 川へ向かう直前、少し離れた空から灰色の大きな雲が見えました。長谷川講師から、暖気と冷気が混ざったその雲は、雷雨とともにこちらに近づいてきていると説明がありました。「今日は中止にしようか…」という大人たちの声に対し、「雨に濡れてもいいから川に入りたい!」という子供たちの大きな声と熱意に圧倒され、予定通り実施されることとなりました。ところが、入った瞬間土砂降りの雨!まるでバケツをひっくり返したかのような大雨で、ほんの数十分の調査でしたが全員ずぶ濡れになりました。

 授業の後半は生き物の確認です。短時間の調査でしたが、アブラハヤやヤリタナゴ、ナマズなど、約10種類の生き物を見つけることができました。藤田講師からそれぞれの生き物の特徴や河川に関するお話があり、子供たちはメモを取りながら熱心に聞いていました。また、今回は水草の調査も行われ、5種類の水草を見つけることができました。ミクリ(実栗)やコウホネ(河骨)など、名前の由来も含めた説明がありました。植物は普段あまり興味を持つことが少ないようで、子供たちは新鮮な表情で学んでいました。



 最後は前回(9月5日)の授業でもお話のあった「水のきれいさ」を調べる方法の一つ、透明度の調査です。長谷川講師が透視度計を用いて調査したところ、透視度は100cmを超え、良好な水状態であることが分かりました。
 2回に渡る授業を通して、水質、魚類、植物など、様々な視点から加治川地域の水環境の良さを感じてもらえたと思います。そして、土砂降りの雨に打たれながらの生き物調査は、子供たちにとっても私たちにとっても思い出深い体験となりました。今回の授業をきっかけとして、今後もそれぞれの興味を深めていってもらえたら嬉しいです。