佐々木地区 生き物観察会

 8月3日(日)佐々木地区の生き物観察会が開催されました。

 佐々木地区の古太田川沿いの集落では、家屋は川を向いて並んでいます。
 この風景からも地域の人々が古太田川とともに生き、生活用水としても利用してきたことが分かります。このように地域の方々が大切にしてきた古太田川では、生き物にやさしい環境を維持しようと『粗朶護岸』が採用され、地域みんなの手でその整備を行っています。その効果もあるのでしょうか、毎年実施している生き物調査では、たくさんの魚と子どもたちでは抱えられないような大きなコイが捕獲されることもあります。

 このように、生き物が生息しやすい環境が維持されている古太田川ですが、今年の調査の結果はどうだったのでしょうか。

 今年の調査日は晴天。30度を超える強い日差しの中、作業開始の合図とともに地域の青年会のみなさんが大きな網をもって古太田川へ向かって行きます。
出かけて間もなく、子どもたちが捕まえた生き物を集落センターへ次々と運んできます。

 今年も40pはあろうかという大きなコイが捕まりました。その他には、ニゴイ、フナ、カマツカ、アブラハヤ、ヤリタナゴ、タイリクバラタナゴなど、魚以外ではアメリカザリガニやヌカエビなどが捕まりました。
たくさん捕まえた生き物を確認し、子どもたちは冷たいアイスを食べて解散です。
今日の活動で子どもたちは地域の豊かさを実感したようです。佐々木地区の皆さんには、これからも生き物にやさしい環境作りに取り組んでいってほしいと思います。