「五泉トゲソ観察会と坂田家一般公開」

 平成25年4月28日の日曜日に「五泉トゲソの会」の主催する「第17回トゲソの観察会」とトゲソの地域に隣接する「国有登録文化財の坂田家での津軽三味線の演奏会」に行ってきました。

 一時期順調に増えていたトゲソが3年前から急激に減り続け、昨年秋の調査では1匹しか見つからないなどその生息が危ぶまれています。
原因は、外来水草のカナダ藻の繁殖、水鳥の食害なのか営巣の材料となる水草のミクリの減少や天敵ザリガリ仕業等いろいろ考えられのですが特定はできていません。
 水路環境整備の対策として新たにミクリの植え付けを行い、鳥害対策の糸貼り等を行う計画で既に取り組みが開始されていました。
イバラトミヨ単体の保護ではなく、イバラトミヨが棲める水路全体の環境改善に努力していきたいとのことで、地域の方々とも協力して頑張ってもらいたいところです。

 水路観察の後は、登録有形文化財に登録された土掘地区の名家である坂田家で津軽三味線の演奏会を楽しみました。叩き三味線といってなかなか迫力ある演奏に聴衆も引き込まれていきます。古い民家の雰囲気に合っていて昔の当主もこんなふうに、時には瞽女たちの三味線の音色を聞いていたかなとも想像したところです。

昼食は、恒例の葉わさびを使ったお弁当をいただいてきました。ここでも地域の方々の協力があって集落一緒になってのイバラトミヨつながりの活動になっていることが、大いに参考となるところでありました。