平成24年6月2日(土)第8回目となる「初夏のふるさと生き物観察会」は晴天にも恵まれ、例年にない盛況ぶりで、とても賑やかな開催となりました。
はじめに主催する加治川ネット21、新潟県新発田地域振興局、水土里ねっと豊浦郷、地元集落の方々などの紹介とあいさつが行われ、次にファームポンドの水質とそこで捕まえた生き物が紹介され、新潟県新発田地域振興局の方から生き物が生息しやすい環境づくりへの取り組みについて説明していただきました。
その後、小さな子どもたちでも安全に生き物を捕まえられる久保集落の清水川(生き物保全水路)へと移動し、みんなで生き物採集を行いました。
ファームポンドの水温13℃に対して清水川の水温は18℃と少し高め、イバラトミヨ(絶滅危惧T類)にとって、夏場の水温がこれ以上高くなるのはちょっと心配です。
さて、清水川では、約30分の生き物採集でたくさんの生き物が観察できました。
イバラトミヨもたくさんいます。清水川の環境変化によるイバラトミヨの減少が心配されていましたが、お腹の大きなメスや小さな赤ちゃんもたくさんいてホッとしました。
他にも、ドジョウ、ホトケドジョウ(絶滅危惧U類)、トノサマガエル(絶滅危惧U類)、モノアラガイ(準絶滅危惧)、カワニナ、ヨコエビ、トンボのヤゴなどが観察できました。
たくさんの生きものを捕まえて子どもたちも大喜び。加治川ネット21では、子どもたちが安全に生き物たちとふれあえるこのような環境を地域のみなさんと一緒にこれからも守り続けていきたいと思います。
参加してくれた皆さん、ご協力をいただいた皆さんお疲れ様でした。
次回もどうぞ、よろしくお願いします。 |