手前味噌の会 今年も盛況でした

 第8回手前味噌の会が3月24日土曜日に、二本松の公会堂を会場に開催されました。スローフードを体験してみようと始めたこの企画も、今年で8回目となりました。

 スローフードとは。マクドナルドに代表されるようなファーストフードの対義語として捉えられていますが、その土地の風土にあった伝統食文化・農業を大切にするための運動をさします。私たちの地域で言えばスローフードの代表格は味噌ではないかと考えて、藤田味噌糀店の協力を得ながら続けています。
 味噌は大豆と糀と塩を使って作りますが、輸入ではない、もちろん遺伝子の組み替えも行っていない県内産の大豆と、地元産の米で作った糀とそれぞれがこだわりを持った塩を使って作った味噌は、市販の味噌とは一味も二味も違ったおいしい味噌になります。しかも、思いのほか簡単に作れ、失敗がない。それがこのようにリピーターの多い事業として継続できている秘訣のようです。
 この事業を通じて顔見知りになり、交流の輪が広がって、スローフードの活動がもっと広がることを期待しています。味噌は材料が同じでも、熟成する環境が違うと違った味に仕上がるそうです。秋には今回仕込んだ味噌を使った料理をみんなで楽しみたいと考えています。
報告 渡辺利道