国営・加治川用水地区 事業計画審査会

イバラトミヨ保護と地域の関わりを説明

 平成24年2月23日(木)に北陸農政局信濃川水系土地改良調査管理事務所の加治川用水地区事業計画審査会にて、「土地改良法の環境配慮」の観点でイバラトミヨの保全状態の取り組みについて、若月理事にこれまでの保護と地域との関わりの説明の依頼があり、加治川沿岸地区中央管理事務所で午後の30分あまりこれまでの取り組みについて説明を委員(新潟大学農学部教授3名と新潟県、農政局の方々)に行ってきました。

 平成14年に新発田市の久保・太斎地区で圃場整備が行われようとしていた時にその水路からイバラトミヨがみつかり、どうしたらその保護ができるのか、農家の方々に理解を得られるように地区へ説明に入ったことや、生物が住めるような工法の要望やファームポンド内のエコトーンの設置や水路観察にともなう護岸保護の要請をうけての保全活動などの様子を説明しました。

 その後の住民アンケートからは、保護活動は一定的には理解できるが水路を維持していくのは結局農家であることの不安があることから、いろいろな人が関心を持って地域への協力を継続していくことが大事だし、「農地を提供する住民が、その地を誇ってもらえる水路環境にしていくことが重要なことである」と、そのような環境配慮対策をして欲しいと委員に説明をしてきました。