企業連携事業 
第4回レスポンシブル・ケア イン 水沢化学

 さる平成23年10月15日、午後1時30分より第4回レスポンシブル・ケア(水澤科学工業株式会中条工場の工場見学と中条グランドホテルでの地域対話)が開催されました。水沢化学(株)工場見学では主力製品の活性酸化白土を用いたラインを見せていただきました。工場長さんの話では、製品の使い道として菜種油の原油の精製の国内シェア80%を賄っているやインクジェットプリンター印刷用紙にも使われてるとのことでした。
 さて、会場を中条グランドホテルに移し日本化学工業協会レスポンシブル・ケア推進部長の吉原紀幸さんから化学産業の自主管理活動についての発表がありました。続いて、水沢化学工業の環境安全課長井上博雄さんからは原土採掘場所の緑化による復元事例とCO2削減の事例発表がなされ、続いて加治川ネット21若月事務局長から「環境保全活動の地域連携について」の演題でNPO活動での基本である、地域を知ること、人と対話すること、みんなで考えること、本物を知ること、の大切さが重要と話がなされた。

 講演会では元消防庁で現、公益財団法人原子力安全研究会・放射線災害医療研究所副所長高野甲子雄氏からはホテルニュージャパン火災時に指揮をとった方の立場で想定外災害対応には基本動作を正しく理解することの重要なことが話されました。また、リーダーは的確な判断で初期判断を日頃から養えことと100%を狙わず「まだまだより…少し早めに」の対策をとる事などが話されました。
 最後には、新潟北地区の化学工場の方々と地域の方々との安全や環境問題、災害時の対応などの問題について討論がなされました。

 この度のレスポンシブル・ケアでは初めて化学工場見学させていただきました。このような活動を通して工場内ではどんなものが作られているか知るとこが出来たと同時に工場の安全管理なども見ることができたことで信頼感が増しました。このたびは大変良い機会をいただきありがとうございました。 
 ▲水沢化学の環境活動の発表  ▲若月事務局長からの発表

▲高野甲子雄氏の講演 ▲新潟北地区工場の取り組みの討論会