国営事業支援
加治川二期地区事前評価に係わる現地調査

 平成23年7月6日(水)、北陸農政局信濃川水系土地改良調査管理事務所主催の加治川二期地区事前評価に係わる現地調査が行われました。この事前評価は、北陸農政局の環境情報協議会(新潟大学教授、福井県立大学名誉教授、石川県立大学教授、富山県立大学教授や写真家、自然観察指導員など8名)と北陸農政局環境検討委員会11名、農政局事務局11名、新潟県新発田地域振興局農村整備部の方々を含め35人以上の方々が久保集落のイバラトミヨ保全水路を訪れました。
  最初に新発田地域振興局農村整備部担当者から平成16年からの取り組みを時系列で説明されました。当会からは篠田副理事長、若月事務局長の2名が対応し事前に捕まえておいたイバラトミヨやドジョウ、コオイムシを皆さんに紹介し清水川の豊かさについて話した後、若月氏から「石川県ではトミヨを天然記念物にし保全しているが、新発田ではだれでも触れ合えるような保全方法が望ましいとの事で、天然記念物の運動にはしてません。未来永劫この土地でこのままの姿で過ごせ得ることがイバラトミヨにとって最良の形であること」これからはじまる国営加治川二期地区の農業用水工事で農業生産効率化は農業発展には欠かすことの出来ない重要な問題です。環境配慮を見据えたミチゲーションの手法で地域いきものたちも引き継ぐことも重要と訴えました。

▲視察の様子 全景 ▲イバラトミヨの生態について説明