イバラトミヨ 久保地区環境水路護岸整備

 平成23年6月4日(土)に新発田市久保地区のイバラトミヨが生息する水路の護岸工事の延長事業と生態系保全池の清掃を行いました。

この補修工事は、観察会等を通じて護岸を踏み荒らしていた事と合わせて生物多様性の実験を兼ねて行ったもので、昨年の10月に第1回目試験施工として延長5m両岸を粗朶柵と板柵という異なる工法で施工しました。
その結果を踏まえて持続可能なイバラトミヨの保全活動ゾーンとするために上流部に10mの両岸を粗朶工法で施工延長をするものです。

加治川ネットの呼びかけに環境保全太斉地区圃場整備事業推進協議会の水土里ネット豊浦郷、や地元の方、北陸農政局信濃川水系土地改良調査管理事務所、新潟県新発田地域振興局農村整備部の参加など総勢10名余が集まってくれました。

施工方法としては去年の試験施工の結果から粗朶組工法による護岸保護の方法をとりいれて行うものなので、初めに単管杭の打ち込みから始まります。平行作業として水路の泥上げも実施しました。

粗朶組作業は指導者の指示によりしっかりと組んで時間くらいで施工できました。

足が捕られて靴の抜けない泥の中での作業は、思いのほか苦労されられましたが、何とか昼前にメドがつけることが出来ました。

 水路への湧水が止まったことで、イバラトミヨの激減が心配されるなか、今回の粗朶組水路が
イバラトミヨその他の生き物への生息環境の改善に繋がる結果になればと思います。

また、同日、天辻川脇に作られた通称生態系池保全池の清掃も行われました。

蒸し暑い中での作業に協力していただきました皆様どうもありがとうございました。