会員親睦事業
春の山菜観察会

平成23年5月3日の祝日に当会の会員参加による「春の山菜観察会」を実施いたしました。

 今年の春の雪解けは例年よりも遅く山菜のシーズンもいつもの年よりは一週間から10日くらいは遅くれている模様です。そんな中当日は、ようやくゴールデンウィークの陽気になって絶好の山菜日和となりした。
二王子山麓の田貝の集落から二王子登神社への旧道の林道から分け入ります。
日陰の沢の所々にはまだ残雪が残っていますがしばらく奥へ分入ると砂防ダムがあってそこで車をとめてこのあたりで採取の開始です。

 雪解け水が勢いよく流れる沢沿いにはクサソテツ(青コゴミ)が群生しています。
キヨタケシダ(赤コゴミ)とフキノトウなどが取れました。わさびも水際にあります。
山菜の王といわれるタラの芽もありましたが芽が出たばかりのもので採るにはもう少し後のようです。
他の山菜採りの人もたくさん出ていました。タラの芽をいっぱい採っていたようで、見つけるには険しい場所に立ち入るコツと体力が必要なようです。

 採取開始一時間半後に各々採ったものを並べてみます。青コゴミが一番多く採れて、ギボウシやウドなど食べられるものをより分けて、早速てんぷらや味噌汁の具にして食してみました。

 現地で出来たての山菜のテンプラや味噌汁を食べるのは、また格別においしいものです。
山菜独特の歯ごたえを感じ、芽吹いたばかりの木々を眺め清流の音を聞きつつ、春の味を十分満喫することが出来ました。

 五月に入り天候も安定してきますので皆さんも山菜採りに出かけてみてはいかがでしょうか。何も採れなくても春の野辺歩きだけでも実に楽しいものです。