新潟市立太田小学校ビオトープ推進委員会 報告

 平成23年3月9日(水)、新潟市立太田小学校の「ビオトープ推進委員会」が同校ランチルームで行われ、同校の太田の森で一年間のビオトープに関する活動を発表する場となりました。
 最初に、5年生による一年間の活動ではホタル観察会で沢山のホタルの乱舞が見られたことやホタルの持続的生存にはカワニナが欠かせない、教室でカワニナの飼育に取り組んでいることなどが発表されました。また、6年生からは「ホタルの為に水路の落ち葉除去や江浚などのメンテナンスが重要」との意見が出され、今後の課題として小石の敷き詰めや産卵床の確保(苔の移植)などの課題が提案された。
 エコ委員会では、一年間の観察日誌による四季の移り変わりと蛍の関係での活動の足跡の発表がなされた。
 当会では、22年6月21日「ビオトープと地域の関係、水と水質について」と22年11月4日「3年、4年の生き物観察会」の2回をゲストティーチャーを受け持ちました。この度のパネルディスカッションでは、パネラーに区長、児童委員が参加し、若月理事は助言者として若月理事が参加しました。若月理事からは、夏の暑さはとても厳しく気温40℃を超える日のビオトープの状況はどのようになっていたか、また、どのように水位が変化していたかなど質問がなされた。児童からは気温、水温の測定はしていなかったことと水量は激減していたことなど報告報告がなされた。
 若月理事からは今後カワニナと水温の関係や酸素量の関係など一歩踏み込んで化学的に活動したら良いのでは無いかと助言された。
 この度の委員会には「新潟市教育委員会 地域と学校のふれあい課」「新潟日報社」の取材がありました。後日、同校の取り組みが報道される事を期待しています。 
▲5年生の活動発表 ▲6年生の水路清掃などの発表 ▲次年度の問題点の発表