生息環境保全事業
イバラトミヨ 久保地区水路護岸補修事業

 平成22年10月23日(土)に新発田市久保地区のイバラトミヨが生息する水路の護岸補修工事を実施しました。

 この補修工事は地元地区よりかねてから水路の保全に関する要望として護岸の崩れ防止を求められていました。
今回この要望に応えるため朝日山酒造の「こしじ水と緑の会」の環境保全助成基金を利用して水路護岸の補修工事を行うこととしました。

 加治川ネット21の呼びかけに環境保全太斉地区圃場整備事業推進協議会の水土里ネット豊浦郷、や地元の方、他に荒橋小学校の総合学習の教諭や農林水産省北陸農政局の人たちや新潟県新発田地域振興局農村整備課の参加など総勢12名が集まってくれました。施工方法としては粗朶による護岸保護と板柵による護岸保護の二つの方法をとりいれてイバラトミヨの生息の比較を行うこととしました。

普段は業者に指示をする立場の人たちが、スコップを持って足を泥に取られながら懸命の手作業です。
若月会長の指導の下、粗朶組の基本を教わりつつ5mづつ両岸に保護柵を設置し、水路の渡りもしやすいようにと新たに木製の渡し板も二箇所設置しました。
秋晴れの気持ちよい天気のなか二時間ほどの作業となり、実際に作業することで参加した方々もよい経験になったのではないでしょうか。

今回の補修工事は、護岸保護はもちろんのこと生物の棲み着きの研究の意味合と、人が水路を管理していく方法のバランスの兼ね合いを探ることも同時に考えていることなので、今日の補修工事の成果が、来春の生き物調査にどのように現れるか期待されるところです。
作業に参加された方々どうもありがとうございました。

△生息環境試験水路づくり、御苦労さまでした。