総合学習支援
米倉小学校、ビオトープで観察会

 10月21日(木)、米倉小学校3年4年の総合学習を担当しました。
曇天の空の下、米倉ビオトープまわりの水質調査と秋の生きもの観察会をしました。
最初に米倉ビオトープ周りのホタル水路とビオトープの水を2箇所採取してCOD、アンモニウム態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素、りん酸態りんの5種類のパックテストで水質を測定しました。実験の結果、ホタル水路の水もビオトープの水も大きな問題はありませんでしたが、子どもたちはCODの値のみが8以上だったのが気掛かりだったようです。また、透視度計ではホタル水路が32p、ビオトープが38pとビオトープの方が有機物が多い結果となりました。

 続いて、秋の生きもの捕獲です。児童たちはさで網とトラップ班に分かれて、どろんこになりなりながらの生きものとの知恵比べです。児童たちはそ〜と、水面に網を入れるとマツモがたくさん入り水草を除けながら魚を探しますが見つかりません。しかし、よく見るとピンピンはねているのはヌカエビでした。女の子達は、エビだ、エビだと楽しそうに捕まえてはバケツに入れていました。

 また、このたびビオトープの生きもの捕獲では、大量のヌカエビとアカハライモリ、ギンブナ、トウヨシノボリ、メダカ、ドジョウ、ホトケドジョウ、ゲンゴロウ、マツモムシ、ギンヤンマのヤゴ、ミズカマキリ、マルタニシ、カワニナなどが見つかりました。
 この米倉ビオトープは毎年調査のする度にいきものの種類が増えビオトープ自体が成長していってるように感じました。