視察受け入れ事業 
東京農業大学ビオトープ視察団訪問

 平成22年10月1日(金)、 東京農業大学ビオトープ視察研修(中川昭一郎名誉教授ら、14名)が久保地区イバラトミヨ保全水路とファームポンド内エコトーンを視察しました。当日は新潟県新発田地域振興局農村整備部担当2名と地元の水土里ネット豊浦郷の担当者2名、加治川ネット21理事2名で応対しました。
 東京農業大学のビオトープ現地視察会は今年で17回となる歴史的ある活動で、各地の特徴のある農業と生態系の共生など現地視察を通して学術的な取り組みです。このたびは新潟県内の湿地・湿田での自然再生の取り組みを視察してまわるものでした。
 久保地区の平成16年からのイバラトミヨ保全の取り組みを県農村整備部よりの説明後に田代理事が事前捕獲したイバラトミヨを実際に見てもらいました。先生方からは「秋田県のイバラトミヨと似ているね。ムサシトミヨとも似ているね。」と口々に過去の視察地との比較について談義されていました。また、牧教授から「この事業で地元との話し合いは何回行われたのか?どのような話し合いが行われたのか?」などの質問がなされ、若月理事長から発見から今日に至るまでの経緯について説明がなされました。
 このたびの一行で来られた日本農業新聞論説委員の方はファームポンドでエコトーンにたいへん興味を示されたようでたくさん質問されていました。
 このたびの研修会で、東京農業大学を始め(社)農村環境整備センター、(独)農村工学研究所、中央農業総合研究センター、日本農業新聞、(特非)日本ビオトープ協会のみなさんに当地にお出でいただきご助言等を頂きましたことに感謝いたします。

△いままでの取り組みを説明 県新発田地域振興局の担当者より
△イバラトミヨを覗き込む △ファームポンドのエコトーンの視察