第9回(財)こしじ水と緑の会・朝日酒造自然保護助成基金

 3月27日(土)、朝日酒造(株)で助成基金の選考結果報告会が行われました。
 第9回の助成基金には24団体が申請し、この報告会では、選定された15団体がそれぞれ申請事業の概要などを発表しました。
 また、金子副選考委員長の総括では「回を重ねる毎に申請内容のレベルが上がっていると感じているが、毎回選定されている常連団体も多い。できれば、できるだけ多くの団体、例えば初めての申請団体などにも助成してあげたいので、特に常連団体の皆様には、自立し助成金をもらわなくても良くなるよう取り組んで欲しい」とのコメントもありました。

 さて、当会が今回助成いただくのは「久保地区イバラトミヨ保全水路整備事業」です。
 この事業は、地域の要請を受けて新発田市久保集落内にあるイバラトミヨの保全水路(ほ場整備事業を行った際、地域の方々の理解と協力により、イバラトミヨが生息できるよう土水路のまま保全した水路)の護岸の一部をイバラトミヨにもやさしい多自然工法で強化するもの。また、護岸工法には、「粗朶柵」と「板柵」の2種類を使用し、それぞれの工法が地域の景観や生態系に与える影響などを検証したいと考えています。

 また、この事業の最初の取り組み「護岸整備前の生き物調査」は、毎年この時期に開催している「ふるさといきもの観察会」を利用して行います。また、この観察会では、例年イバラトミヨをはじめ、たくさんの生き物を観察することが出来ます。
 どうぞ皆様もぜひ、遊びに来てください。なお、「ふるさといきもの観察会」の概要については、当会のホームページに掲載してありますので、そちらをご覧ください。