胎内市「地域の先生」合同勉強会の報告

 2月25日(木)胎内アウレッツ館(旧胎内パークホテル)を会場に、胎内型グリーンツーリズムの推進に向けた勉強会が約30人の参加で開催されました。
 この勉強会は、基調講演と「地域の先生」のスキルアップ講習の2部構成になっており、第1部の基調講演では若月理事長が「未来の子どもたちのために少しでもよい自然環境をを残したい」と題し当会の概要や活動内容などを1時間にわたり話しました。
 第2部のスキルアップ講習では、はじめに胎内市教育委員会の長谷川氏から教育現場からの視点で「地域の先生」による体験学習の重要性や活動の注意点などの説明が行われ、続いて実際に活動している「地域の先生」たちの活動報告会が行われました。

 胎内市型グリーンツーリズムでは、地域で活動する人々で構成される「胎内型グリーンツーリズム推進協議会301人会」が中心となって、市議会、校長会、商工会、観光協会、農業関係団体などと連携しながら、学校の体験学習で市民が「地域の先生」として活躍することによって、市民が地域の良さに気付き、行動に移してもらおうという活動です。
また、胎内市では、この活動の事務局を農林水産課内に置くことによって、農業の魅力づくりと観光をうまく結びつける取り組みも行っています。

 今回の合同勉強会で感じたことは、上手な行政のリーダーシップの取り方です。
具体的な方針を確りと示し、活動は市民が主体となって行い、困ったときにそれぞれの問題に対して行政側でも柔軟な支援活動を行っていると感じました。
また、それぞれの活動において少なからず利益をあげる経済効果を視野に入れた活動を展開しているところにこの活動が活発化している要因があるように感じられました。

 当会でも胎内市の「地域の先生」の活動を見習い、地域の企業や行政との連携を強めながら、楽しく活動を続けていけるよう取り組んでいきたいと思います。