総合学習の支援事業
 新発田市立 加治小学校 4年生

 平成21年9月16日の水曜日に加治小学校四年生の総合学習の支援活動として、学校の近くの今泉川で水棲生物の捕獲調査を実施しました。
 当日は、加治川ネットから3名、地元地区の「ふるさと塾」からも3名の支援で児童60名の参加する生物調査となりました。

 一学期には水質検査を実施しており、今度は川に棲んでいる生き物を観察することで今泉川の環境を更に調べることが今回の目的となります。
 最初に水質のCODをはかりましたが、結構高い値が出たのでその数値と川の中の生き物がどの程度いるのかも検証してみることとなりました。

 晴天に恵まれたので前日の増水の影響も何のそので、とても元気の良い捕獲作戦となりました。
中には全身ずぶ濡れになりながら捕獲網を入れ色々捕まえていました。

 成果としては、準絶滅危惧種のスナヤツメや真シジミ、タイコウチがいました。
他にはヤリタナゴ、オイカワ、アブラハヤ、ギンブナ、ヨシノボリ、ナマズ、モクズガニ、ザリガニ等が捕獲できました。またヤゴや水カマキリ等の昆虫もとれました。
追いこみ漁で魚を捕ろう 何が捕れたかな
 学校に戻り、捕った魚の生態やその特徴、または飼育方法などの説明をうけました。また新発田の生態全般についても映像資料を使って学習をし、子供たちの感じた疑問などの質問などを受ける等して計2時間半あまりの総合学習となりました。

 今回も学校の近くにこのような生き物がたくさん棲んでいる場所があることや、生き物と水質の関係や自分達の身の周りの環境などに更に興味を深めてくれればと良いなと思いました。
藤田さんから生き物についての紹介 ふるさと塾・長谷川さんから生き物についての質問コーナー