新発田市「歴史ウォーク」協働事業
 「会津街道てくてく旅」開催される

 9月13日、新発田市などが主催する歴史ウォークが開催され、当会が企画・提案した30キロコースに、健脚20人が参加しました。
 この企画の提案のきっかけは、当会が一昨年から実施している「温故知新」をメインテーマとした地域を知り、活かしていく活動として、新発田から津川まで昔の会津街道を歩いたことです。
 そこには多くの発見があり、人との交流があり、感動もありました。
 このすばらしい体験を一人でも多くの方々と共有し、自分達の地域をもっと好きになってもらいたいと考えたからです。
出発前集合写真 峠道を元気に登る
 コースの設定では、市の担当部署と綿密な打ち合わせや下見を重ね、無理なく歩ける行程や休憩場所の確保、不測の事態を想定して看護師を同行させるなど、万全を期しました。
 出発地点の阿賀町「きつねの嫁入り屋敷」まではバスで移動し、午前8時、当会の「てくてく」サポーターも加わり、「旅」の始まりです。目指すは昔、殿様や吉田松陰も踏みしめた石畳の残る諏訪峠を越え、綱木、赤谷を通り山内番所跡。
 当日はあいにくの雨が降ったり止んだりという空模様でしたが、山歩きに慣れている人が多かったせいか、難所である諏訪峠も無事通過し、お昼前には全員が昼食場所の新谷集会場に到着。ここでは新谷の区長さんから、予期せぬ枝豆の差し入れがあり大感激。
 午後、残りの行程を歩き始めましたが、その頃から雨が降り始め、新発田市に入る少し手前で土砂降りとなり、止む気配もなかったことから、参加者と協議の上、主催者判断で今回の「旅」は終了となりました。
 今回歩いた距離は約17kmで、山内番所跡まで完歩できなかったものの、所々に昔の石畳が残る道や、完全な形で保存されている一里塚など、歴史のロマンを感じさせるコースに参加者も満足の「旅」となりました。
諏訪峠にて 雨の中、ご苦労様でした