「NPO法人五泉トゲソの会」事業参加
荒橋小学校の総合学習の支援活動報告

 平成21年4月27日(月)に荒橋小学校六年生の総合学習の支援活動として、久保地区のイバラトミヨが生息する用水路で水棲生物の調査を実施しました。
当日は9名の生徒が雨降る肌寒いなか、生き物の捕獲に挑みました。

 最初に県の地域振興局農地部の担当者から久保地区の圃場整備の方針の説明がありました。
当初は農地を管理しやすいように三面コンクリート化を考えていたところを、生物も一緒に生きていけるようにと土のままに残したり、一部は魚の棲みやすい材料を使用したりと生物共存に配慮して仕事をしているとのお話がありました。

 最初に水質調査とPH検査を最初にしてもらいました。PH6.5、CODの数値2と良好な水質が保たれています。
その後、網を入れての捕獲となりました。雨振りの影響もありなかなか水の中へ入り込めず悪戦苦闘しながらもオタマジャクシやドジョウを捕まえていました。

 ファームポンドへ移動してその役割や実際の姿を見てもらいました。草際に網を入れたら小魚やヤゴが採取でき、生物の寄り付き場となっている様子が確認できました。
新発田地域振興局より説明 イバラトミヨ捕獲へトライ! 
 雨が激しくなってきたので一旦学校に戻った後、取れた生物から環境についての学習を行いました。イバラトミヨをはじめとする生物の食物連鎖を軸に地域環境の繋がりをわかってくれたのではないかと思います 
 藤田さんから生き物の説明  永野先生からイバラトミヨの説明
今回も学校の近くにこのような生き物がたくさん住んでいる場所があることと、それを維持している働きがあることの体験が出来たかなと思います。
 そして、これらの成果をまた総合学習発表会に活用してもらえればと思うところです。