第2回 NPOと県職員の意見交換会

 9月11日(火)第2回NPOと県職員の意見交換会が新潟県新発田地域振興局内大会議室で開催されました。この度は、当会とNPO法人ユー&ミーの会、新発田市観光ガイドボランティア協会 、NPO法人ふるさと奥山の荘(胎内市)、NPO法人里山クリーン新潟(阿賀野市)が活動の紹介を披露し、現在の協働事例や苦慮している課題など出し合い県行政職員と市職員の共通認識を図る場となりました。

 STEP1.
 NPO側から行政を、また、行政側からNPOのイメージイラストを描くゲームから始まり、描いた絵を基に相手のイメージを発表していく形で進められました。
非常にユニークな相互を表すイラストがたくさんありました。
 EX.
 ●NPO側から見た行政イメージ、 
 ・上下を着衣した侍。・山の天辺にいて動かない、裾野にNPO…。
 ・不連続な○・○・○…。・孤立した電話…。など
 ●行政から見たNPOのイメージは、
 ・ニコニコマーク。走り続ける人。地域と行政、市民を結ぶ団子の串。
 ・雑魚すくいの網。スクラムを組む人々。など
NPOと行政職員の意識イメージ相関図 個性豊かなイメージ図

 STEP 2.
 各NPOの事業紹介を10分以内で紹介しました。当会理事長からは、加治川ネットの基本的な活動スタンスとして、加治川流域で自然保全活動を実践していること、農業の新しい価値観づくり、これらの接点として小学校への総合学習支援などを通じて地域への発信に努めていることなどが事例を紹介しながら語られました。
行政職員の方々に活動事例発表 意見交換会の相関図

 STEP 3.
 事例発表を基にフリートークとなりNPOとして困っていることや協働の共通認識、県との関わり、委託業務としての成果程度具合がなどが話されました。また、NPO側より非営利だけど受託契約結ぶ時点で納税団体として県税・市民税を支払っている実態なども紹介された。

 この会議に参加して感じたことは、県職員の方々は数年で県内の様々なセクションを転勤して仕事している事から専門性が強く、職域以外の方々と交流が全くない状態であることが理解できました。
 また、5年くらい前から県の出先では、代表電話がなくなり各部所のダイヤルインでの電話応対になりました。そもそも、県民が道路に関することや農地に関すること、税務に関することなどを気軽に電話で相談できる電話交換手の人たちの制度がなくなり県の窓口が無くなったことが気軽に相談できない新潟県の現組織になったように考えられます。個人的ですが、県庁舎に代表電話の交換手を配置していただき誰でも相談できる新潟県の組織改革に期待します。

協働かわらばん Vol.03 2008.10.14

新潟県ホームページ参照