湧水保全フォーラム全国大会in越前大野


 10月30日(火)、福井県大野市めいりん館を会場に「湧水保全フォーラム全国大会in越前大野」〜残そう未来の子どもたちへ〜が秋篠宮殿下を向かえて開催されました。

 この度のファーラムは、会場出入り口で数名の係りの人立ち並びカメラの持ち込み禁止やボディーチャック、持ち物検査などが有りいまだかつて無い厳重な警備の中で行われました。
 最初に秋篠宮殿下からあいさつがあり、その後、基調講演は、リバーフロント整備センター竹村理事長さんから「水辺と子ども心」の演題で報告され、子どもたちが野外での遊びを通して発見する、わくわくする体験は心の成長を則すばかりでなく、ゆらぎを感じることで規範のとれた行動を発達させることが実証されているなどの報告をうけました。

 活動発表では、3セクションの発表があり@「第8回日本水大賞「大賞」合同受賞」した足羽川堰堤土地改良区と福井農林高校より地域のおける生き物を捕り戻すための施策と簡易魚道の成果等が報告、A市民団体における生き物からの湧水の事例では、山形県月光川出版の会、鈴木さんと新潟県五泉トゲソの会 樋口さんから報告、B教育からの事例では、大野市有終西小学校の演劇、岐阜大垣東高校の地域におけるハリヨの生息状況調査、水みち研究会からは、東京都における湧水保全の取り組みが報告されました。
最後にパネルディスカッションが行われお昼にフォーラムは終了しました。

 午後からは、全国から33団体による「湧水を活用した活動報告パネル」のセッションが催され、秋篠宮殿下に各団体が数分間の取り組み説明をしました。当会からは4名参加、湧水の象徴であるイバラトミヨの保全活動と合わせて「太斎地区のエコトーン創出事業」による生息域のミチゲーションをお話ししました。
 次回開催は、新潟県での開催が有力との情報もあります。新発田、五泉、胎内など、新潟にもすばらしい湧水の里がたくさんあります。全国の方に当地へお越し頂きたいものです。

秋篠宮殿下と記念撮影