総合学習支援事業
新発田市立荒橋小学校

 10月2日(火)、荒橋小学校6学年の総合学習「荒橋学区のイバラトミヨ」の授業を、新発田地域振興局農村整備部の3名と当会2名でお手伝いをしました。
 全員、久保地区公民館前に集合し、最初にイバラトミヨの棲む清水川がどれだけすばらしい川でどんな水質なのかを調査することから始まりました。結果は、hp7.0、COD1以下、透視度86p、(29℃、水温20℃)。やはり、清水川は、生活排水がほとんど入り込まないせいか?すばらしい水質で、それをみんなで再確認しました。

 県農村整備部の高見沢さんから、ほ場整備などをする際の法律が変わり、生態系に配慮した方法で用水路の工事が行われていること、特に久保地区では、新潟県の絶滅危惧種であるイバラトミヨの生息環境が確認されたことをきっかけに、底抜けの側溝や自然型ブロックなど様々な環境工法を取り入れて工事していることなどの説明がありました。▼児童は用水路を見ながら、イバラトミヨのたくさん生息する土水路へ移動。早速、さで網を持ち雑魚すくいの開始です。この度は、若月理事長が雑魚すくい隊長です。若月さんのすくう網には、あげる度にイバラトミヨが2〜3匹ずつ入りますが、児童は、なかなか上手く捕まえることが出来ません。それでもなんとか6匹くらいのイバラトミヨを捕まえることができました。そんな状態の中、児童の一人が、水路で絶滅危惧種のイシガメを捕まえました。

 雑魚すくい終了後、若月さんから捕まえた生き物(イバラトミヨやホトケドジョウ、ドジョウ、ヨコエビ、コオイムシ、ガムシなど)の説明がありました。その後は、児童たちから若月理事長への質問タイム。加治川ネットの活動や、イバラトミヨに関するざまざまな質問が投げかけられました。
 11月18日(日)に生涯学習センターで開催される総合学習発表会では、荒橋小学校の児童たちからイバラトミヨに関する発表をしていただくことになっています。是非聞きに来てください。

水質調査の結果は? 水生生物の捕獲 いきのもの解説