〜生き物にやさしいふるさとの環境を目指して〜
農業施設内のミチゲーションを実施

 9月29日(土)太斎地区のため池「ファームポンド」に生態系に配慮した『エコトーン』を創出する活動を行いました。
 朝方には雨も上がり、薄曇りの活動日和となり、荒橋小学校の子どもたちや新発田農業高校の生徒、土地改良区、県新発田地域振興局農村整備部の方々などゾクゾクと集まり、途中参加者も含めると、最終的には参加者数が50名に達しました。
 当日の作業内容は、エコトーンの粗朶組・盛土などを行う『作業組』と生き物観察会を行う『調査組』に分かれて活動を行いました。

粗朶組(全景) 専門家の指導で粗朶組を行う

 『作業組』の活動は、前日までに1段目の粗朶組を行っておいた生態系緑地の2段目の施工を行うもの。粗朶組作業を体験したいという小学生の女の子も参加して、専門職人の指導を受けながら事故もなく粗朶組も無事終了。続く盛土作業では、土工機械の威力も借りながら全ての作業を約2時間で終了しました。
ファームポンドの生き物捕獲 六日町地内の生き物捕獲

 『調査組』は、始めにファームポンド内の生き物を調査。ファームポンドが整備されてから2年しか経過していないにも係わらず、多いところでは20p以上の土砂(ヘドロ)が堆積していました。それでも約30分間の作業で、イバラトミヨ、ウグイ、カマツカ、ドジョウなどたくさんの魚類をつかまえることができました。
 2ヶ所目は、最初にイバラトミヨを発見した『六日町』で行いました。六日町の水路は前日の雨で水かさが増し、イバラトミヨは捕まらなかったものの、スナヤツメ、ホトケドジョウ、ホトケドジョウなどの他、オニヤンマのヤゴ、コオニヤンマのヤゴ、コシボソヤンマのヤゴなど、たくさんの生き物が捕まりました。
エコトーン植栽の様子 子どもたちの植栽の模様

 お昼の12時には、『作業組』『調査組』が合流して、みんなでエコトーンの植樹作業を行いました。作業終了後は、用意しておいた豚汁での昼食に舌鼓を打ちました。

 今回の作業は、地域の方々や土地改良区、県地域振興局など、関係機関の皆様の協力によって実現したものです。協力いただいた関係機関の皆さん、活動に参加してくれた地域の皆さん、本当にありがとうございました。