美川自然人クラブ (石川県)が「イバラトミヨの里」を来訪

 9月23日(日)、石川県白山市から、美川自然人クラブのメンバー14名が新発田市六日町、久保地内のイバラトミヨの生息場所の視察に訪れました。
 同クラブのメンバーは、旧美川町の「まちづくりグループはりんこ塾」などが構成するクラブで、平成16年3月に発足したクラブです。当会とは、2004年10月に福井県大野市で開催された「トゲウオがつなぐ北陸の地域連携 北陸交流会」で、「はりんこ塾」のフィールドである美川町・安産川のトミヨの繁殖地などを案内していただいた経緯があります。

 この度は、新潟県のイバラトミヨの保全に取り組む当会と五泉トゲソの会(五泉市)、イバラトミヨ・水芭蕉の会(胎内市)の3団体の関係するイバラトミヨの生息地調査を視察する事が目的で来県したそうです。
 当会では、一行を久保地区の自然(土)水路で保全している清水川と太斎地区のファームポンド(エコトーン予定地)、そして六日町地内を案内しました。久保地区では、永野理事と藤田理事が事前に捕獲していたバケツ一杯のイバラトミヨをはじめとする魚種・水生昆虫を見せて説明すると、その数の多さに感動していました。
 また、六日町地内へ徒歩で向かう沿道わきの天辻川を眺め、はりんこ塾の赤井さんから「安産川も昔はこの川にそっくりだ。昔を思い出す。」などの思い出話しが飛び出し、同行した人たちも考え深げに眺めていました。さて、集落内の川では、ウグイやコイ、イバラトミヨなどの魚影を見つけては口々に、「すばらしい川だ、こんなところで体験学習をしてみたい。」「子どもたちがどんなに喜ぶだろう」など六日町地域のすばらしさを話されていました。
 自然人クラブのみなさんから新発田の生息地である久保地区、六日町地区のすばらしさを褒めていただき、改めて保全活動への勇気をいただきました。
久保地区(清水川)の生き物説明 清水川の現地視察

天辻川へ思いを馳せる 六日町で魚影を追う一同