農地・水環境保全向上対策 支援
板山地区『田んぼのいきもの調査』

 板山地区では、もうすぐほ場整備工事が始まります。
それに先立ちほ場整備工事を行う前の地域の自然環境を調べるため、6月10日(日)地域の子どもたちも大勢参加して、板山地区『田んぼの生き物調査』が行われました。

 一部では、すでに用水路などが整備されつつありましたが、まだ手付かずの小さな水路では、シマドジョウ、ホトケドジョウ、スナヤツメ、トノサマガエルなど絶滅危惧種にも指定されている貴重な生き物がたくさん見つかりました。

 また、きれいなオスのヤリタナゴとともにドブガイなどの二枚貝も見つかり、田んぼと繋がっている小さな水路では驚くほど豊かな水辺環境が育まれていることを実感することができました。

 捕まえた生き物の半分は子どもたちの手で車の小学校のビオトープ池に、残りの半分はほ場整備工事で失われる自然環境の代替えとして整備された山間部のビオトープ池に放流されました。
 小さな生き物が多いということは、豊かな水辺環境が保たれている証拠です。
 ほ場整備工事終了後には、おいしいお米と一緒に今日見たたくさんの生き物たちも戻ってきてくれることを期待しています。

水路には生き物がたくさん さすが、昔取った杵柄 公会堂で生き物説明会