新発田市中央公園内
『どろんこ池』生き物調査

 6月3日(日)、生き物調査を行うために訪れた新発田市中央公園内のどろんこ池では、小さな子供たちや親子連れがザリガニ釣りを楽しんでいました。
 今回の調査は、生き物の生息環境の向上を目指して昨年設置した浮島の効果を検証するもの。ところが、固定したはずの浮島は風に乗って移動し、植え付けた植物はほとんど残っていません。
 どうしてかといぶかしぎながらもとりあえず調査を開始。ヒブナなどの魚影は見られるものの、期待していたヤゴなどの小さな生き物は見つかりませんでした。せせらぎのある浅瀬では、マルタニシとトウヨシノボリが確認されました。
 過年度、岸辺に植え付けた植物もほとんど定着しておらず、小さな生き物を増やすための水辺環境の改善方法について再考する必要があると感じました。
ザリガニ釣りで大賑わい ザリガニ、ゲット 生き物調査の様子

【追記】
 翌4日(月)の夕方、どろんこ池を訪れたところ、たくさんの小学生が集まり、池内で泳いでいる子が浮島をひっくり返して遊んでいます。これでは、植物が定着するどころではありません。
水辺に子どもたちが集まってくれてうれしい反面、岸辺に植えられた植物や設置された浮島の目的をしっかりと伝える工夫なども必要だと改めて実感しました。
浮島を遊び道具と間違えた? 無惨にも逆さになっていた。 植物は何処へ?