五泉トゲソの会結成10周年・NPO法人設立記念
「湧水の魚 トゲウオ記念講演会」に参加して

 平成19年5月20日13:00〜ガーデンホテル・マリエールで行われた「五泉トゲソの会結成10周年・NPO法人設立記念 湧水の魚 トゲウオ記念講演会」に参加しました。
五泉トゲソの会結成10周年とNPO法人設立を記念し、「郷土力を培う水環境」と題し、岐阜経済大学 森教授の基調講演。上越市立水族博物館の中村館長の特別講演。新潟県内トゲウオ3団体(イバラトミヨ・水芭蕉の会、加治川ネット21、五泉トゲソの会)の活動報告と五泉トゲソの会10年の歩みの報告がありました。

 森教授の基調講演の郷土力とは「かけがえのない郷土への思い入れ」であり、日本は川の国である。地下水の行政担当が明確でない、伏流水の動態調査が必要である等々の話がありました。中でも「お歳暮ではなくプレゼントをしなさい」という言葉があり、意味は、お歳暮は日本伝統の良い習慣であるが、相手の役に立たない場合もある。しかし、プレゼントの場合は相手の欲しい物をリサーチして送るので、喜ばれる。公共物を作る場合はプレゼントでなければならない。全くそのとおりであると感じた。

 中村館長の「新潟県のトミヨ類(トゲウオ科)の呼び名」と題しての特別講演があり、同じトミヨという魚でも地域や場所で呼び名が変わる話がありました。
 新潟県内トゲウオ3団体の活動報告と五泉トゲソの会10年の歩みの報告では、どの団体についても苦労があり、地元の方々のコミュニケーションが大切という話がありました。

 「NPO設立祝賀会」は17時30分以降に同会場であり、地元の名酒「菅名岳」の乾杯で始まり、今までの苦労やこれからの活動等について語り合いました。これからもゆるやかな連携をとりつつ共に環境活動を継続して行こうと思った次第でした。
森教授の基調講演 藤田理事から当会活動の報告