荒川町商工祭りに「生きもの水族館」出展

 11月3日(祝日)、荒川町商工産業祭りにおいて「清流 荒川を考えるワークショップ」の一環で国土交通省羽越河川国道事務所が荒川をモチーフにした催しを出展しました。

 これは「清流 荒川 3年連続水質日本一」を地域の方々にアピールするものです。
当会は、国土交通省の事業紹介と荒川のすばらしい水環境をアピールするために「荒川流域いきもの水族館」や押し花、水鉄砲づくりを企画運営し、荒川漁業協同組合は、子ども限定の「サケのつかみ捕り」を行いました。

 生きもの水族館では、キレイな荒川に棲むヤマメ、イワナ、ニジマス、ウグイ、カジカ等、また中流域に棲む魚としてギンブナ、オイカワ、タイリクバラタナゴ、ヤリタナゴ、ホトケドジョウなどを紹介。また、荒川流域のトミヨ(県絶滅危惧種)や新潟県が南限のイバラトミヨ(絶滅危惧U類)を展示しました。
 子どもたちは興味津々で水槽を覗いて行きますが、年配の方は「昔は農業水路にもたくさん居たんだがなー」と懐かしそうに覗いていました。



  子どもたちを対象としたもう一つの企画では、荒川をフィールドに親しんで遊べる、川遊びの水鉄砲づくりと、押し花づくりも行いました。
 水鉄砲づくりは、筒と押す棒は竹で既に作ってあり、棒に布きれを巻付けるだけでしたが、巻きすぎて筒に入りきらない子どもが多数、また押す竹棒の節に布きれがうまく巻かれていなくて、押して水は出たが引く時に布きれが筒に残ってしまう子どもが多数、と失敗を繰り返し水鉄砲づくりは盛況でした。

 押し花づくりは、荒川に自生している草花を採取・乾燥させておいた押し花を選び、子どもたちが台紙ハガキに配置し、上から透明フィルムを貼り、メッセージや好きな言葉を書くというものです。これも水鉄砲と同様、自然の素材を使い、単純な工程だったので、大盛況でした。子ども達に少しは荒川に親しむお手伝いが出来たのではないかと思います。
 キレイな水質は荒川流域の方々には当たり前のことですが、他に流域の人にとっては羨ましいものです。
06_11_07_掲載K.T