佐々木地区 古太田川生態調査

 8月6日(日)、新発田市佐々木地区「古太田川親水事業推進協議会」主催の子どもたちを対象にした「生き物調査」が開催されました。

 当日は、古太田川沿線の川の江浚い(藻刈り)を兼ねての事業であったため、水量は普段の半分くらいまでになっていました。生き物調査は、下興野地区の米倉庫の上流で行われました。協議会では事前に刺し網を三カ所仕掛けておいてくれました。
 集まった小学生は全部で20名。子どもたちは、魚が捕れると嬉しそうに手にしたり、こわごわと遠巻きに眺めてたり、説明を熱心にメモしたり(将来は加治川ネットの指導員かな)という姿が見られました。

−確認できた魚は全部で11種類−
 清流域の魚と下流域の魚が同じ流域に混在しているのがこの古太田川の特色で、タイリクバラタナゴやアブラハヤ、カマツカが同じ場所で生息している川というのはとても珍しいと思います。刺し網を見た時、「ひょっとして大きなナマズが・・・」と期待したのですが、ニゴイでした。残念ながら今回はナマズは見られませんでした。
 嘆かわしいことにブラックバスの稚魚が2匹も捕獲され、皆さんショックを受けていました。太田川で繁殖しているのでしょうか?「ブラックバスは捕まえたら再放流しない」という事を子どもたちに確認しました。最後に30pほどのニゴイが捕獲されて、調査は終了となりました。

 古太田川は、例年になくハグロトンボが多くみられ、水草の上を飛び回っていました。いつ来ても気持ちがすがすがしくなる、とても良い川です。このい環境をいつまでも大切にしていきたいです。 

報告06_08_11 O.N