米倉・そば打ち体験&ほたる観察会

 6月24日(土)午後4時から、米倉にある『有機の里交流センター』(都市と農村の交流促進するための施設として本年4月に開設)で蕎麦打ち体験会が開かれ、約10組、40余名が集まりました。
 まずは、主催者の「有機の里交流施設運営協議会」副会長 渡辺芳輝さんから挨拶があり、続いて蕎麦打ちの指導や蕎麦ゆでなどに携わる皆さんが紹介されました。今回は参加者のほとんどが初心者。組ごとに計量された材料を『こね鉢』に入れると、蕎麦の香りが広がり、参加者から歓声が上がり、会場は一気に賑やかな雰囲気に包まれました。

 早い組は30分、遅い組でも約1時間で打ち終わり、試食タイムへ。地元で採れた新鮮な野菜などの天ぷらが添えられたゆでたての蕎麦を、刻みネギと辛み大根のおろしを薬味に入れた付け汁でおいしくいただきました。
 蕎麦打ちや試食が思いの外早く終了したため、次のメニューの「ホタル講座」までしばし休憩。大きな樹木や高低差のある広い庭園を元気に駆けまわっている子どもたちの姿も見られました。


 6時から行われた『ホタル講座』には、米倉小学校の子どもたちも参加。この講座では、加治川ネット21の永野理事が講師となり、ゲンジボタルが好む環境やその生態などを説明しながら、人の暮らしやホタルなどの小さな生き物がすめる環境づくりについて、一人ひとり考えてみて欲しいと訴えました。


 7時半には夕日も落ちてホタル観察会へ出発。観察会場の川沿いには、手作りの竹灯籠が設置され、ろうそくの灯りがほのかに揺れる小道は幻想的な雰囲気に包まれていました。
 天候の割に夜の気温が低く、数は少なめとのことでしたが、観察会場へ到着した頃にはチラホラと見えていたホタルも、8時をまわる頃には山際で乱舞する姿も見ることができました。寄ってきたホタルを捕まえては、手元でくり返すその柔らかい点滅を覗き込む子どもたちの姿がとても印象的でした。

 まだ見ていないという方、ぜひ一度足を運んでみてください。

06_06_27_掲載_Y.E