新発田川探訪『まちうら散策』

 6月10日、かつて軍隊で栄えた新発田市街の西ヶ輪地区を歩く『まちうら散策』には、市内外からの参加者26名が集まりました。講師をお願いした鈴木秋彦さん(市教育委員会勤務)は、昨年のまちうら散策でも講師をやっていただきました。また、今回の事業は、新発田地域振興局の新発田川再生物語、新発田市下水道課の「下水道促進事業」との目的として協力もいただきました。
 まず最初に新発田川本流に設置された『庚申堰』を見学し、新発田川が支えた人の暮らし、農業用水や水運としての役割などを学びました。

 続いては、新発田川が農業用水として分岐された支流に沿って町並みを散策。川底の敷石(改修以前の新発田川の遺構)や川端にある階段など当時が偲ばれる風景も多く、また、川辺の家々には草花や生垣などの緑が並び、風情ある町並みが続いています。
 川沿いの風景を堪能したあとは、伝統的な新発田名物「から寿司」をつくり続けている『魚國』さん、染物の技術を今に伝える『泉屋染物店』さんでお話を伺い、西公園内にある『招魂社』へと向かいました。
 招魂社見学後は、自衛隊駐屯地内にある『白壁兵舎』(高倉健主演の映画『八甲田山』の舞台として利用されたこともあります)を見学。途中、三階櫓の良く見える広場で記念写真を撮影させていただきました。

 見学後は、昼食会場の末広さんに移り、後援団体である新発田市の下水道課から、下水道整備による、新発田川の水質改善に向けた取り組みについてお話をいただきました。

お話の後は、散策での思い出に花を咲かせながら、お弁当やお弁当や魚国さんから届いたから寿司に舌鼓を打ちました。心配された雨にも打たれることなく、無事事業を終えることが出来てなによりです。参加者のみなさん、お疲れ様でした。

06_06_13_掲載_Y.E