五泉トゲソを守る会「トゲソ観察会」
地域交流と視察研修会

 晴天に恵まれた4月29日、五泉市でトゲソ観察会が開催され、ネットの会員及びその家族10名が参加しました。
 午前9時にカルチャーセンターを出発し、途中で田代さんの車と合流して9時40分頃に五泉に到着。会場では既に観察会が始まっており、約100人の参加者が思い思いのところで、トゲソを守る会会員より説明を受けていました。水路は以前より管理が良くなされているという印象で、湧水箇所も増えたようでした。水路にはミクリ、コカナダモ、清流にしか生えないという水モズクが生え、営巣も1箇所確認されました。
 

 続いて、午前11時からはトゲウオネットからの報告会が九区公民館で行われました。
 イバラトミオ水芭蕉の会代表の佐藤さんより、会の思いが圃場整備事業での保全地区の確保につながったこと。また、保全地区の管理を任されているものの、会の活動が固定化しており参加者が不足して維持活動に支障が出ている。そこで他の団体に学習の場として提供し活用してもらいながら、保全活動に協力してもらうようなシステム作りを進めているとのことでした。
 加治川ネットでは、われらがエース藤田さんより、太斎地区のイバラトミヨ保全活動が報告されました。
 阿賀川達人の会の坂下さんからは阿賀川の活動について報告があり、イトヨの保全を通じ自分達の地域の水環境をどうするかという問題を考える人を一人でも増やす。一人一人の自然観を持ってもらえるような活動をつづけているとの報告が力強い(ただ声が大きいだけかもしれませんが)福島弁?会津弁?により有りました。(人は声の力強さだけで納得したり、感動したりできるものだと感心しました)皆さん、話をする時は大声でするようにしましょう、きっと人をひきつけることができると思います。
佐藤氏:野鳥による水草の被害について 藤田氏:フォアンポンドのイバラトミヨについて 坂下氏:阿賀川堤外地のイトヨ保全について

 報告会の後は、楽しみな葉わさび定食を堪能。地域のお母さん達の手作りの弁当は愛情たっぷりで大人は満足の一品でしたが、三扶君にはちょっと辛すぎたかもしれません。
 この研修会を通じて感じたのは、地域の保全活動は地域の人と共に進めて価値があるものであり、五泉トゲソの会のすばらしさは、10年かけてトゲソの保全活動を地域の活動にした点であると思います。我々の活動も見習わなければならないなと改めて思った次第です。                 ※加治川ネット最年少会員 三扶君の感想です。            
T.W

06_05_01_掲載