ふるさと生き物観察会

 春の陽気に誘われて、魚たちも目を覚ましました。
 4月23日(日)、太斎・久保地区の4か所と六日町で行われたふるさと生き物観察会は、集まった皆さんの心がけが良く、暑い位の晴天になりました。
 参加したメンバーは、スタッフ6人、イラストレーターの木村さん、農業新聞記者さん、その他一般参加の5家族、合わせて30人余りです。
 藤田講師のあいさつの後、久保地区から調査に入りましたが、ほ場整備事業が進行中で、用水を汲み上げているせいか、湧水が干上がって流れていない状態でした。
ほ場整備付近の魚捕り 水量が激減の久保水路 ヨコエビだけいない水源地
 イバラトミヨの棲む用水の水量も不足していて、全滅したのではないかと心配しながら網を入れました。結果は、しぶとく生き残っていてくれました。本当に、ありがとう。

五泉トゲソの会の樋口さんの話では、石を積んで堰をつくり、水量を増やすなどして急場を凌ぎ、水路整備に目途が立つ6月まで、何とか持たせるしかないのではないか、とのことでした。ぜひ、早急に実施して欲しいと思います。

 観察会では、家族ずれの子ども達がおおはしゃぎで網を川に入れて魚取りをしていましたが、ドジョウをはじめ数種類の魚を捕まえました。
 藤田講師からそれぞれの生き物について一つひとつ説明があり、イバラトミヨは全部体長を測定してから川に戻しました。お腹の大きいメスが数匹いましたが、たくさん卵を産んでくれることを祈っています。

 太斎・久保、六日町の住民の方々も加治川ネットの活動を理解され、大変ありがたいことであると感謝いたします。余談ですが、三扶君のお父さんが作った分類別魚ケースはすばらしい作品で、魚に対する強い情熱を感じました。このような人が、一人でも多く参加してもらえるように、次回の企画を頑張らねばと思いました。
T.K

06_04_26_掲載