~まちなか・みちなかに『どうぞ』のこころを広げよう~
どこでもトイレフォーラム

 3月16日(木)午後7時から新発田市のまちの駅でどこでもトイレフォーラムが開催されました。この事業は、新潟県新発田地域振興局が呼びかけ人となり、NPO越のみちネットワーク女性会議との連携で開催されたものです。

 会場には、市内商店街のメンバーや商工会議所など約30名の参加者で開催され、過去に市街地で同様の事業を実践したことのある方々のほか、市内外からたくさんの人々が集まっていました。
 フォーラムでは、最初にトイレに関するアンケートの集計結果が報告され、トイレへの清潔さや防犯性などの要望が高いこと、トイレに物置台やフックなど小さな心使いで大変使いやすくなるとの意見があったことなどが報告されました。

 続くディスカッションでは、まちづくり魔法の仕掛け人との異名を持つ、日本トイレ協会理事、NPO法人地域交流センター代表理事の田中栄治さん、新潟市のまちなかで「まちなかウェルカムの店づくり」に取り組んでいる坂井漬物店の坂井律子さんをゲストに、NPO法人越のみちネットワーク女性会議代表理事の田中カツイさんがコーディネーターとなって、座談会形式での楽しいお話がくり広げられました。

 田中栄治さんは、トイレを中心に楽しく人の輪が広げようと道の駅を発案した人です。トイレをとおして、様々なものが見えてくるその面白さを穏やかな口ぶりでとても楽しく語ってくださいました。
 坂井さんからは、暮らしの中にある商店というものが、もう少し人々に優しくできたら、もっと暮らしやすく、もっと人々が集まるまちになるのではないか、と普段の取り組みやお店での考え方、人との接し方などを織り交ぜながらお話をいただきました。


 ゲストのお話や会場からの意見を「トイレをとおして、人の優しさにふれることができたら、きっと、また行きたいまちづくりへと繋がっていくのではないか」「どこでもトイレがもたらす大きな効果を期待したい」と田中カツイさんがまとめ、フォーラムは終了しました。
 新発田でもこの活動の輪が広がり、誰にでも優しい『どうぞ』が飛び交うまちになったらいいなぁ~と思います。

06/03/17掲載