菊水日本酒文化交流会に参加して

 3月11日に新発田を代表する優良企業である菊水酒造が、法人設立50周年を記念して建設した菊水日本酒文化研究所で、加治川ネットと菊水酒造との文化交流会が開催されました。菊水日本酒文化研究所は、酒の飲み手側に立った「良い酒」を探求し、モノとコトの融合で日本酒を面白くすることが設立の主旨ということで、日本酒文化の研究をする酒文化情報資料室や、酒作りの伝統技術の体得のための「節五郎蔵」が設置され、健康を害するものや環境を害するものを使わない建物は、訪れるものをやさしく迎えてくれます。

 自然と調和した人にやさしい建物の中で、蔵の4代目当主の高澤英介氏より菊水酒造の成り立ちについて話を伺うことが出来ました。傍目では順風満帆のように見える菊水酒造にも何度も危機があったこと。苦学しながら大学に進んだことが今の自分につながっていること。菊水のベストセラーとなった「ふなぐち」の誕生秘話。その後の酒作りのこだわり等、まるでプロジェクトXにでてくるような話は時間の経つのを忘れさせ、予定時間を大幅に超過してしまいました。

 講話の後は菊水に誇る超絶品の酒(下戸の自分には猫に小判では有りましたが)と季節の食材を使った絶品料理(こちらは大いに堪能)で酒文化?について大いに語り、大いに飲み、大いに食し大満足のひとときでありました。この企画を運営してくれた菊水酒造の高澤大介社長始め社員の皆様にただただ感謝、感謝、感謝でありました。皆さん、日本酒を大いに飲みましょう。特に菊水を…。

06/03/15掲載