’06年度総会+記念講演会+懇親会

 NPO法人となって3回目の総会が2月5日(日)14時30分より諏訪神社わきの豊谷殿で開催されました。05活動報告と会計報告、06活動計画・予算が事務局より提示され、問題なく承認されました。会則の変更と言うことで、18歳未満の準会員を設けることについて事務局より説明があり、どういう扱いをするか、質疑がなされ総会は終了しました。

 続いて菊水酒造の社長で当会の会員でもある高澤大介氏による「この地に在る蔵として」と題しての記念講演会がありました。日本の人口構成比・社会情勢の変化で消費者が何を望んでいるのか等の興味深い話があり、菊水日本酒文化研究所の紹介、会社としてのReボトル(※)の取り組みを行っている紹介がありました。質疑では、日本酒をたくさん飲んでも二日酔いしない方法の質問があり、日本酒のアルコール度数は高いので、日本酒を飲む時は傍らに水を用意して、日本酒を飲んだら水も飲んで胃の中でアルコール度数を低くすると、二日酔いは防止できるとアドバイスがありました。
その後の懇親会では、アドバイスどおり水が用意され、美味しい菊水を堪能しました。

 一升ビンの再利用は清酒や醤油メーカーで昔から取り組んでいたことは知っていました。
300mlビンの再利用について、一地方の酒造メーカーが取り組んでいたことに驚きを感じると同時に、菊水を飲んで応援しようと強く思った懇親会でした。

※「Reボトル」について
『現在数多くの酒造メーカーより発売されている300mlビンは、ほとんどが1度きりの使用となっています。使用後のビンの一部は、粉砕処理されて、膨大なエネルギーを費やし、新しいビンとして再成形されています。“限りある資源とエネルギーを有効に活用していきたい。”そんな想いから、菊水酒造では300mlの再利用ビンを使用した「Reボトル」を発売しました。
 この「Reボトル」は牛乳ビンがそうであるように、一度使用したビンを厳しい衛生管理のもと再使用しています。その為、ビンの形状や色にはこだわらず様々な300mlビンを使用し、再び「Reボトル」として新たにお客様にお届けいたします。
 このささやかな私たちの取り組みは、お客様のご理解があって初めて成り立つものです。より多くのお客様に協力していただきながら、環境への負荷低減に努めていきたいと考えております。』 
(菊水酒造株式会社 会社案内パンフレットより)
関連情報:菊水酒造(株)HP内→http://www.kikusui-sake.com/home/company_9.html

06/02/15掲載