猿橋小学校総合学習の報告

 猿橋小学校の5年生は、一年間をとおして「新発田川」の歴史や川の様子、水質などの学習を行ってきたそうです。そこで、これまでの学習を新発田川の環境の保全や改善に向けてどのような活動を行っていけばいいのか、そのヒントを探そうと12月14日(水)の総合学習の時間に加治川ネット21の取り組みが紹介されました。
 まず、最初に説明があったのは「NPO法人」という組織のこと。NPOとは、「非営利=お金儲けを目的としていない団体」なので、ネットではお金をもらって働くのではなく、地域や環境のために自分に出来ることをいろいろな人達と協力しながら、地域の環境に関する様々な活動を行っているということが話されました。
次に、加治川ネット21で行っている様々な活動が紹介されました。加治川や五十公野公園で行なわれる体験活動や市内各地で行っている調査活動のほか、今回のように学習会や総合学習のお手伝いをしていることも話しました。

 また、猿橋小学校では新発田川の学習をしてきたそうなので、水(川)をとおして行われている大きな自然循環のシステムについて説明し、加治川と新発田川の水質を比べながら、様々な生き物がそれぞれの役割を果たすことによって水質が保たれていること、この循環のシステムが正常に働かなくなった結果、新発田川の水質がきたなくなってしまったこと、ブラックバスなどの外来種が生態系に与える影響、新発田でも外来種が増えてきているということ、新発田にも絶滅が危惧されている貴重な生き物がいることなどをお話しました。
さて、学習をとおして活動のヒントは見つかったでしょうか?猿橋小学校のみんなが、今後どんな活動を展開していくのか楽しみですね。ガンバって下さい。
06/01/04掲載