月岡大宮沢堤ブラックバス・バスターズ

 12月4日(日)新発田市の月岡温泉脇(本田地区)にある「大沢堤」でブラックバス駆除作戦が行われました。
 当日は、主催団体である「八桜会(本田地区の地元自治会)」の方々、「生物多様性ネットワーク」に所属する環境団体のメンバーなどが大勢集まりました。
 今回のバス駆除作戦にあたり、大宮沢堤の水はけ口には大きなヤナ場が設置され、排水とともに外来魚等の流出を阻止する対策が講じられました。
 作業に当たった男性陣は、水が抜かれたため池のぬかるんだ泥に腰までつかりながらもたくさんのブラックバスを捕まえました。
 参加した地域の子供たちは「ブラックバスの名前は聞いたことあったけど、実物は初めて見た」と話していました。スタッフから「オオクチバスとコクチバスの見分け方」や「ブラックバスが生態系に与える影響」「生きたまま放流すると罰則がある」などの説明があり、集まった人々がもの珍しそうに説明を受けていたのが印象的です。
 今回つかまった魚は、昔、放流されたゲンゴロウブナの他、外来種のオオクチバスとコクチバスばかりで、ブラックバスの稚魚の他には小さな生き物の姿は殆ど見ることができませんでした。
 一度放流された外来魚を全て駆逐するのは難しく、今回の調査でもわかるようにそれらが生態系に与える影響は絶大です。どんな理由があっても、絶対に外来種の放流は行わないようにお願いします。
 寒い中、活動に参加された皆さん、お疲れさまでした。

☆新潟県内水面水産試験場よりの報告書(PDF版)☆
05/12/5掲載