春の小川・・・ほ場整備へ

 12月1日(木)、太斎地区圃場整備現場にいおいて「水生生物、水生植物の移動作戦」が挙行されました。この事業は、生態系豊かな天辻川の改修に伴い、在来の水生生物や植物をミティゲーション手法として、現在の環境を新しく新設される水路復元することを目的として実施するものです。主催は、太斎地区ほ場整備推進事業協議会で会員20名、応援部隊として新発田地域振興局農村整備部の若手技師たち10名が駆け付けました。
 行動日当日は、冬の一時の晴天と言うのにふさわしい日和となり、協議会の人たちは2mの鯉網を持ってくる人や弓網、さで網など出で立ちで川に入って、60pを超える鯉や40pくらいのウグイを追いかける人やなど童心に返ってさかなすくいをしていました。
 また、水草部隊は、当会若月理事長の水草の説明で、バイカモやミクリを中心に根こそぎ採取しコンテナボックスに入れ新しい底抜き水路に植え付けられるまでの間今年竣工したファアンポンドに仮置ききしました。
 水生生物「天辻川」が、本格的に付け替えられ新しい水路として生まれ変わり、今回移動された生き物たちが早く戻ってこられる川になることを期待します。 

仮排水路により干上がった「天辻川」 天辻川のさかなを追う協議会メンバー
コイ、ウグイなど大物がたくさん捕れた 数カ所に点在するバイカモ群落
バイカモを根こそぎ採取 満載のコンテナをフォアンポンドに移動
05/12/2掲載