下越地区緑の少年団交流イベント

午後からのイベントの開始です。集合! 各コースに分かれて出発でーす
  8月19日(金)、下越地区緑の少年団交流集会イベントが開催され、午後からの分科会で行われた「加治川探検隊」と「五十公野公園探検隊」を加治川ネット21が担当しました。

[加治川探検隊コース]

「川の生き物について」事前説明 石の話は、興味深い
 加治川探検隊には、少年団の27名が参加し、全員で「川の生き物」と「川原での石について」を学んだ後、田んぼの生き物探検と水鉄砲作りの2班に分かれました。
 川の生き物の説明では、事前に捕まえておいたドジョウやアブラハヤなどの生息環境や習性などの話がありましたが、子どもたちからは話すよりも早く「アブラッペだ!」との声も上がりました。
田んぼの生き物捕獲 加治川でマイ水鉄砲づくり
 続いて、元中学校教員である伊藤先生より河原の石の話がありました。先生は石を手にして、「石は何億年間も堆積したプランクトンや火山灰などで出来ていて、同じ花崗岩でも色が違うのですよ。この、凸凹の石はガスが抜けた跡ですよ」などと説明されました。石の話は、引率者であるサポーターの方が興味深げに聞き入っていたのが印象的でした。
 田んぼの生き物探検では、土水路で野生のメダカをすくったり、川底からシマドジョウを見つけ出したりと、全員大奮闘でした。また、加治川での水鉄砲作りは、スタッフのアドバイスもあり全員が上手に作ることが出来ました。
 最後に、当会から湖沼の生き物であるタイリクバラタナゴをプレゼントしました。小さくてきれいな魚です。もらった人は最期まで責任を持って飼育してほしいと思います。
 加治川の天然プールは、こどもたちの格好の遊び場です。今回の事業では時間が少なく泳ぐことは出来ませんでしたが、今度はぜひ友達やお家の方と一緒に来て、川遊びを楽しんでください。 担当スタッフ:永野・伊藤・田中・若月・黒井

[五十公野探検隊コース]

五十公野公園の概要説明 みんな、キイチゴはおいしんだよ
 五十公野探検隊には、31名の子供たちが参加しました。
まず、最初に4種類のヒントを書いた台紙が配られました。今回は、台紙に書かれたヒントを基に様々な葉を探します。芝生広場を出発し、森林館脇のせせらぎに沿って五十公野山に入ります。最初に見つけたのは、ギザギザした葉。モミジの葉によく似た『キイチゴ(モミジイチゴ)』の葉です。山道を登りながら、丸い葉やにおいのする葉、お気に入りの葉などを探して歩きました。
 歩きながら、さわるとかぶれる『ウルシ』の見分け方を教わり、食べられない『ノブドウ』の実を触り、秋の七草『ハギ』の花を眺めたり、変な模様の葉っぱのブツブツが虫の卵
マイ植物図鑑の完成です 良くできました。ハイポーズ!
だったのに驚いたりしながら、それぞれ台紙に自分なりに見つけた4枚の葉を貼り付けていきました。最後は、会場をサンワーク・しばたに移し、台紙をラミネートシールに挟んで完成です。初めての作業で、シールをうまく貼れない子もいましたが、今回見つけたたくさんの植物を思い出しながら、四季折々に変わる五十公野山道を何度でも楽しんでほしいと思います。担当スタッフ:植木、宮本、小林、遠藤

05/8/24掲載