2005年夏、「ぼくらは加治川探検隊」

川山に入る前の「事前学習」
 8月7日の日曜日に、今年で5回目となる「ぼくらは加治川探検隊」が滝谷森林公園の河川敷で開催されました。当初予定の左岸側河川敷は、夏場特有のアブが多いとのことで、急遽キャンプサイト側に変更となり、あわただしく設営に取り掛かかるという場面からの始まりとなりました。
当日は雲の多い天気ではありましたが、気温は夏らしく少し動いただけで汗が滴り落ちる状況で、水分補給が欠かせませんでした。
参加者は、市内及び市外からの子どもたちが31人とその保護者、そして一般参加者も入った総勢55人で、これまでで最高の参加数となりました。
イワナ、ニジマスの手づかみ


 例年、加治川ネットの独自事業として行っているこの企画ですが、今回は、共催:県新発田地域振興局、後援:新発田市、新発田市教育委員会という形で協力をいただくことができました。取材も2組も来ていて、年々この企画の知名度が上がっているようにも思います。もしかしたら環境大臣賞の影響かもしれません。



沢づたいに生き物をケット
 さて、事業はというと、最初に当会の藤田、永野両氏によるニジマス、イワナのつかみ取り。近くの水路をせき止め、放たれた魚の手づかみに子どもたちが歓声を上げていました。続いて各自手に捕獲網を持ち、沢筋の生物採取です。沢筋の清流に蒸
トンボ池でオニヤンマのヤゴなどをゲット
し暑さも忘れるひとときでした。また、トンボ池にはいろいろな種のヤゴを見ることが出来ました。植物採取では食べられるものとそうでないものの説明を聞き、食べられるものをテンプラ用として採取しました。
昼には恒例の豚汁の相伴のもと、塩焼きの魚にかぶりつき、野趣あふれるテンプラを食べたり、差し入れのスイカを食べたりで、みんな満腹満腹といった様子でした。
 午後からは竹を使った水鉄砲の作成となり、完成した自前の一品で放水競技を行い、優勝者にはスイカの御褒美が出ました。このほかに、川原の石に関する勉強会、ストーンアートもあり、今年も内容盛りだくさんで滝谷の自然を満喫できたことと思います。
マイ水鉄砲づくり 川の石の話(伊藤先生)
 最後のほうは雨の降りそうな気配でしたが、ギリギリ雨に打たれることもなく、盛況のうち終わることが出来ましたし、参加者からは、いい企画であるとのお褒めの言葉もいただき、子どもたちも充実した夏休みのひとときを過ごせたのではないかと思います。参加した皆さん、関係スタッフの皆さんお疲れ様でした



05/8/23掲載