〜生物多様性保全ネットワーク新潟〜
内ノ倉ダム湖外来魚駆除に参加協力

 平成17年6月19日(日)、朝7時30分から内ノ倉ダム湖公園で、生物多様性保全ネットワーク新潟等主催の外来魚駆除活動が行われました。加治川ネット21も地元の団体ということでお手伝いをしてきました。お手伝いと言っても外来魚を釣って駆除するわけではなく、網を仕掛けて捕るわけでもありません。裏方で、参加者の皆さんの昼食の「おかず」になればと「豚汁」作りをしました。参加者の皆さんからは、美味しいと言われて満足をしました。


 加治川ネット21の藤田理事からは「何故外来魚を駆除しなければならないか」について説明がありました。藤田理事は分かりやすく説明しながら、「自然に繁殖し、生息域を拡大していくならば、問題も少ないが、明らかにダム湖のような閉鎖水域に、外来魚が人間の手で放流され繁殖し、日本固有の種が絶滅させられる事が大問題である。外来魚が悪いわけではない。一部の心ない放流する人が悪い」と力説しました。



 折角、捕獲した外来魚は、ただ捕って殺すだけでは外来魚さんに悪いので、料理して参加者の皆さんに食して頂くことになっていました。どう料理したら美味しくなるのでしょうか。汁物は美味しくないとの意見が前々からあり、唐揚げで食べることになりました。それで「外来魚汁」ではなくて「豚汁」だったのかと納得できました。唐揚げされた外来魚は淡水魚としての生臭い感じでは全くなく、とてもおいしいくことが頂きました。

 これからも、一度狂った生態系を取り戻すため、継続的に外来魚を駆除し、近い将来、生物が多く棲む内ノ倉ダム湖に戻ったらいいなと感じた次第です。

 協力:新潟県内水面漁業協同組合連合会漁連・加治川漁業協同組合・生物多様性保全ネットワーク新潟・ブラックバス問題新潟委員会・加治川ネット21・新潟県渓流釣り団体連絡協議会 

05/6/23掲載