〜新発田川探訪『まちうら散策』〜
知られざる町の魅力を探して!

 5月22日(日)、晴天に恵まれたまちうら散策には37名が参加しました。
 参加者には市内出身若しくは在住という方が殆どでしたが、実際に歩いてみると城下の面影を色濃く残した小路や昭和30年代以前の建物と思しき風情ある建物などが点在し、要所要所でこれまで気づかなかった街の魅力に驚きの声が上がりました。
 また、新発田川沿いを歩いていると所々で川底には昔の敷石を、護岸の下にはかつての木杭を見る事ができます。そして、かつての清らかな水の流れを忍ばせる川端も見る事ができました。アンケートの結果でも、多くの方々がきれいな新発田川の再生を望んでいます。私たちにできる事は何か、もう一度考えていく必要があるのではないでしょうか。

 さて、講師を務めた鈴木秋彦氏提供の資料を片手に城下町の面影を探しながら、カトリック教会の中を見学したり、お菓子屋の寿堂さんや画材屋の萬盛社さんなどで足を止めてお話を伺ったりして、無事、12時には昼食会場の料亭「高砂」さんへ到着することができました。高砂さんの美味しいお弁当と寿堂さんの可愛らしいお菓子をいただいて14時には解散。たくさんの方々から、また参加したいといった声もいただきました。

 この他にも、加治川ネット21では環境に関するたくさんの事業が企画されています。楽しそうなイベントを見つけて、また、参加してください。お待ちしています。

山庄屋敷の大きな松は、大火の際にふとんを掛けて守られた。ふとん掛けの松も四〇〇歳 新発田に残る言い伝え、街中埋もれる物語。
今は警察・裁判所。かつては三の丸・大手
街角佇むこの小路、昭和の時代に見た小路。八軒並んだ八軒町。昔は乗馬の練習場
中は涼しい教会の、外装・内装・調度品、全ては知恵の出し比べ、今でも香る木の香り 寿堂の松の木もかつては小さな盆栽で、場所は藩士の屋敷町、昔の名前は竹屋町 小路のかげに隠れたる風情あふれるこの屋敷上手に住まう住民のセンスのよさが窺える
今は汚い新発田川、昔の川の面影に、思いを馳せて清流を、望めば叶う、人の努力で! 歩いて見えるまちの顔、知らない事が多すぎる。案内役に導かれ一度は歩いてみたいもの 寿堂さんの涼しげな金魚鉢と上生菓子(菖蒲)。食べるのがもったいないくらい

【散策コース】 ※参加した皆さんからの感想!!
 地域交流センター駐車場 === 裁判所『ふとん掛けの松』 == = カトリック教会
 === 掛蔵・新道 === 大倉喜八郎生誕の地 === 新発田川 === 萬盛社
 === 高砂『昼食』 

05/5/23掲載