第1回新発田ロータリー環境学習会
川は森と海をつなぐ回廊

ロータリークラブ会員70名を前に講演
 4月4日、新発田ロータリークラブの定例会で当会の藤田理事が基調講演を行いました。これは、全4回のシリーズとして加治川ネット21が講師を務めるもので、持ち時間は概ね30分。当日、会場には70名近い人々が集まっていました。
 宮島石油の杉原氏から講師のプロフィールが紹介され、今回の講演をとても楽しみにしていたとのご声援もいただきました。
 藤田理事は、スライドを見せながら、子どもたちに行っている環境学習、新発田市周辺の環境を中心に、海での漁獲量の減少や加治川のサクラマスの減少、ブラックバス等の外来種による生態系被害などを話しました。
 サケ、マス、カジカなど多くの生き物は、海と川の上流を行き来して生活しています。そして、木から落ちた虫が魚のエサとなり、落ち葉が分解された栄養たっぷりの水が川を流れて海へと向かいます。また、水中の小さな生き物たちの働きによって水はきれいに保たれます。このように、自然界では川を使って大きな物質循環が行われ、どんなに小さな生き物でもそれぞれが様々な役目を担っています。
 環境学習は、理科や社会などにも繋がっています。総合学習にこだわらずに、いつでも加治川ネット21を利用していただければ嬉しいです。また、人と人との繋がりはとても心強いものがあります。皆様からのご協力を大きな力に変え、今後も環境活動に取り組んでいきたいと思っております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

05/4/6掲載