新発田川探訪「手作り味噌に挑戦!!」
自分の味噌! 手前味噌?

 今回の企画は、昨年5月22日の「町うら散策 新発田川を行く」という事業で、藤田味噌麹店さんにお邪魔したとき、「いつかみんなで味噌造りしたいねぇ」「いつでも道具を貸しますよ」という会話がきっかけでした。「食を通じて加治川流域を知ろう」ということで、実に構想9ヶ月(?)を経ての「手造り味噌に挑戦!!」です。
 2月20日午後、新発田市ボランティアセンターで、藤田さんを講師に迎え、16名で挑戦した味噌造り。豆は国産にこだわったものの、煮る時間がないため煮てつぶすところまでは藤田さんにお願いしました。そのかわり、今回はみんなそれぞれ違う味のこだわり味噌を作ってみたいということで、塩は各自で用意しました。せっかくだからと海洋深層水の塩や山北町で作っている塩など、中にはブレンドしたらおいしいはずと2種類の塩を用意してきた方もいました。
 味噌造りは、初めに大きなビニール袋に塩と麹を入れてよく混ぜます。続いてそこに水煮した豆と煮汁を入れて、更によく混ぜます。均等に混ざってしまえば十分なのだそうですが、自分のこだわり味噌ですから、一生懸命混ぜ、汗が出るほど練ってしまいました。最後に樽に詰めて出来上がりです。小さい子も参加していましたが、お父さんやお母さんと一緒に味噌作りを楽しんでいたようです。
 この味噌が醗酵し食べられるようになるのが半年後です。たとえ同じ材料で仕込んでも、温度管理が違うと別の味の味噌になるそうです。
 昔はどこの家でも自分で味噌を作っていたそうで、家庭の数だけ味噌の味があったそうです。「手前みそではありますが....」と言うのは、自慢をすることだそうですが、味噌の味自慢から始まったのでしょうか。 
 反省会では「半年後それぞれの味噌を持ち寄って、焼きおにぎりにして食べたいねっ」と早くも次回の企画案(?)が出てきました。半年後が楽しみです。

05/2/23掲載