新発田川再生ネットワーク検討会

 「新発田川の再生について」の新発田地域振興局の呼び掛けに、1月20日(木)、新発田市生涯学習センターに関係者が集まり、検討会が開かれました。

 この検討会には、呼び掛けの新発田地域振興局のほか、新発田川の管理者である新発田市から市長公室、市民生活部、産業振興部、地域整備部、上下水道部、教育部の関係課長と、市民団体の当会、新発田川を愛する会、新発田青年会議所、寺町・清水谷地区まちづくり協議会、やろでの会が出席しました。自己紹介の後、新発田地域振興局の「地域に寄与出来る地域整備部(旧土木事務所)と農村整備部(旧農地事務所)として局体制としてのメリットを生かし新発田川を再生出来るのではないか?」との問いかけに、新発田川の現状や団体の活動紹介、日頃考えていることなど、フリートーク式で話し合いました。 
 当会では、新発田川散策と鮭の稚魚放流を紹介、新発田青年会議所では、諏訪神社のご神木奉納の清め水に新発田川の水を使用したかったが水がきたないとの理由で不可能であった事の紹介、新発田川を愛する会から”あやめ”を活用し景観と水質浄化のための活動などの話がありました。新発田市側からは、新発田川周辺の下水道整備状況、BODの資料、「新発田市中心市街地活性化基本計画の概要」などが紹介されました。
 新発田川の上に駐車場として設けられている橋はどういう事での許可なのか?などの質問も飛び出ましたが、申請がきちんとしていれば許可せざるを得ないこと、現在は使っていなくても壊すのに経費がかかりそのまま残されている場合もあることなど、明快な規則が無い状態であることなどの説明があり、「金沢市のように明確な規則を作るべきだ」との意見も飛び出しました。
いろいろな意見はありましたが、新発田川を歴史資源・文化資源・観光資源などとして利活用したい思いに、市民と行政との溝が無いことを感じました。
 最後に地域振興局から、新発田川を題材にしたシンポジウムを3月に開催したいと提案があり、了承されました。

05/1/25掲載