新発田市廃棄物減量推進委員研修会
「水辺から見た新発田の自然環境」講演会

講演会の模様
 12月16日(木)午後、新発田市民文化会館で新発田市環境推進課主催の「新発田市廃棄物減量推進委員研修会」の特別講演を加治川ネット21が講師を担当しました。この講演は、新発田市環境推進課から「新発田市における自然環境について専門的な観点で話をして欲しい」と講師の派遣を依頼されたものです。

 当日は、主催者の受付テーブルの脇に特設ブースを設けて、イバラトミヨやホトケドジョウの他、タイリクバラタナゴ、アブハヤ、サワガニ、モクズカニなど加治川流域に棲息する水性生物を来場されたみなさんに紹介しました。また、水辺の大楽校や滝谷探訪などの活動パネルも合わせて展示しました。
講演に聞き入る人々
イバラトミヨへの関心が高まる
 講演では、当会の藤田利昭理事が300名近い聴衆を前に「水辺から見た新発田の自然環境」という切り口でパワーポイントを使いながら、加治川流域の水生生物や新発田地域の豊かさなどを紹介しました。また、自身が海洋生物の技術者(研究者)という立場から加治川のサクラマスが減少している現状や魚を食べると体によい理由なども紹介していました。さらに、市内の小学校の総合学習を通じて行っている水循環や生態系などの授業メニューを紹介しながら、生態系のバランスがとれていると自分の力で水がきれいになる仕組みを分かりやすく説明し、新発田川を事例に「一番身近な環境破壊の原因は、台所の洗い物や牛乳の残り汁なんですよ」と投げ掛けていました。

 藤田さんの講演が良かったおかげで、講演終了後はイバラトミヨを一目見ようと人々が集まり、加治川ネット21の特設ブースが大盛況を博しました。
 今回の講演を通して、私たちの地道な活動が少しは理解されたのではないかと思います。加治川ネット21を推薦していただきました新発田市環境推進課の大沼課長さんには、この場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 ※講師派遣のお手伝い※
加治川ネット21には、いろいろな職種の人がいます。「こんな話が聞きたいんだけど…誰かいなかな?」というときは、お気軽に事務局へお問い合わせください。
 加治川ネット21事務局 TEL:0254-31-4111 Email:kjn21@ml.shibata.ne.jp

04/12/18掲載